L'Ecume des Jours
料理家。野菜好き。日々のごはんとあれこれと。
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TITLE : 初夏のキッシュ

甘塩の鮭のアラがセールになっていたので購入。
グリルで焼いて脂を落として、粗熱がとれたら皮と骨を除いて
身を粗くほぐして味見をしてけっこうしょっぱかったので
ペルノーと赤ワインビネガーでマリネして風味をプラス。
豆の季節です。
Kちゃん先生のお母様が育ててる莢豆をいただいては
新玉葱と柔らかく煮込んでおいしくいただいています。
冷蔵庫に常備してる状態です。豆がうちに住んでいる。
幸せ。
それぞれにおかずとしていただいて、
ちょっとずつ残ってしまったのを幸いに
キッシュにしてみることにしました。
ちょうどちょっと面白い配合のパータ・パテを知ったばかりなので
生地を仕込んで一晩寝かせる間に、たまごと牛乳と塩を合わせた
アパレイユも作って冷蔵庫に入れておく。ハーブやスパイス類は
摘みたてや挽きたての香りが最上なので、焼く直前に加えます。
パータ・パテをフラン・カヌレ型に敷き込んで、
高温で予熱しておいた重石を載せて空焼きして
生地が熱いうちに卵黄を塗って表面を乾かしたら
プティポワとつぶした玉葱、ほぐした鮭を載せて
庭から摘んで刻んだシブレット、セルフィーユ、イタリアンパセリ、
挽きたての黒・白胡椒とナツメグとコリアンダーパウダーを加えた
アパレイユを流して180℃で25分焼いて、出来上がり。
上に散らすグリュイエールを切らしていたのは惜しかったけど、
チーズがない分、さっぱりと仕上がるのはそれはそれで夏らしい。
キッシュというとハムとチーズが定番ですが、
フランスで、季節ごと、地方ごと、それぞれの家庭ごとに
伝統的な具材の決まりがあるものから、それそれ自由に作るものまで
さまざまなバリエーションのキッシュがあるのを見るにつけ、
そうかこれ、お好み焼きなんだな…と思った覚えがあります。
(いろんな種類のガレットを食べたときも思ったんだけど)
「フランス料理」が、ぐっと身近に思えた体験でした。

トマトとたまねぎのスープとナスタチウムときゅうりのサラダと。
軽めのお昼ごはん。
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